2018/04/22 14:06

少し買い付けの事でも書こうと思う。
いつもヨーロッパの買い付けは3月か4月と10月か11月の春と秋に行くことが多い。
1年に2回か3回、多い時は4回という感じだ。
夏に南仏が入る事もある。
パートナーと二人でレンタカーで車移動の旅である。
以前はオランダのスキポール空港から入ってレンタカーでベルギー、フランスに行きオランダに戻る事が多かったが
最近はパリのシャルルドゴール空港からベルギー、オランダでフランスに帰るパターンだ。
たまに途中でベルギーのブリュッセルからロンドンに列車で行ったりもする。(ホテルにスーツケースなどは置いていきます)
よく「ヨーロッパで車の運転が怖くないですか」?とよく聞かれるがそりゃ最初は慣れない左ハンドル、
びくびくしながらの運転でよく進入禁止道路に侵入して通りすがりの人に注意されたりしました。
最初がオランダで借りたのでアムステルダムの路面電車と車が交差する道路で鍛えられましたよ。
もう車での買い付けも10数年でだいぶと慣れました。しかしながら縦列駐車はいまでも苦手です。
トラブルといえば、昔ブリュッセルでパンクした時はどうしようかと焦りましたが
運よくパンクした場所の近くに車修理工場が何軒かあり、とびこみで説明すると20ユーロぐらいの安い中古のタイヤに変えてもらい工賃もタダで修理してもらいました。
イスラム教系の移民のおじさんでしたが、言葉もわからないのに笑顔で対応してくれ本当に助かりました。
その数年後にパリのテロがありアルカイダのアジトがあった場所がそのへんでびっくりしたのを覚えています。
やはり車でなく列車移動でアンティークを買い付けると、どうしても大きなものや重いものは躊躇してしまい、
買い付けの量に限界があるんです。そして列車移動のほうが犯罪に会うことが多い気がします。
同業者の女性がフランスの地下鉄で集団の10代のスリに顔面を殴られたなんてのも聞きました。
最近も同業のアンティーク屋さんが言っていましたが、列車の中立っていた彼は荷物で両手がふさがっていた状態だったらしく、
スリの男がポケットに手を入れてきて財布をつかんで強引にひったくろうとしたところ、パンツが固く財布は盗めず列車のドアが閉まり、次の駅までその泥棒と顔を突き合わせていたらしいです。いちいち怖いですね。
そういえば最近買い付けが終わり日本に戻ったらフランスのレンタカー会社から電話があり、
「どこにいますか」?と聞かれたので
「日本にいます」と答えると
「あなたの借りた車が返却されていません」といわれ。
「???」
確かにレンタカー会社の制服を着た黒人の男にキーを渡したのですが、あまり車の状態のチェックもしないしへんな感じでした。
レンタカー会社に返した人物の特徴など聞かれそれで終わりましたが、どうもあの黒人の男がそのまま車を盗んだようです。
いろいろありますが車が楽だよという話でした。
パリ近郊のアンティークフェアも車なら安全です。

最近はこの荷物が載るワゴンタイプを借ります。ミッションは渋滞時などストレスが多いので少し高くてもオートマを借ります。


給油はどこもセルフです。
ヨーロッパはスピード違反に厳しくすこしでも制限速度を超えるとカメラに撮られます。
そして日本に帰ってから書類が送られてくるので送金などめんどくさいので注意が必要です。
僕も何度かオランダ、ベルギー、フランスとスピード違反で罰金を払いました。
フランスはカードで支払いができるのですぐですが、オランダやベルギーは送金の手数料のほうが罰金よりも高いなんてこともありますよ。