2017/06/29 18:18

中学1、2年頃に洋楽ブームがあった。

まさに80'sというやつでクラスのほとんどは全米ヒットチャートのカルチャー・クラブやデュラン・デュラン、マドンナなどをレンタルレコード屋でレンタルしてはカセットテープにダビングしていた。特に目立つでもない暗いわけでもない存在感のない自分もまた音楽雑誌からページを切り取り透明のファイル形式の下敷きにデビッド・ボウイやシンディー・ローパーなどをいれて「俺はこんなやつを聞いているぜ!」と女子に気が付いてほしいなどと考える、まさに中2病全開の男子だった。

そんななか中学2年の夏に自分の3つ上のこれまた地味な兄きがボロボロに破いた服を着て髪の毛を半分金髪に染め逆立てて耳に安全ピンをさし家に帰ってきた。当然おかんに激怒され「あんたは何が不満なの!?」とビンタされていたが不満とか不良とかではない、ただパンクに目覚めたのだ。

その時に自分の中でも何かが変わった、兄きの部屋の宝島などを読みパンクのレコードを聴いた。

関西のマイナーなパンクバンドなどもそこで知った。

高校に入ると大阪のアメリカ村などのパンクショップでブーツや服を買い一人で西成までライブを見に行った。

ライブハウスで仲間もできた。友達と組んだバンドではベースを弾いた。

実家近くの田んぼ道を歩きながらも気分はシド・ヴィシャスだった(恥)

イカツさ、暴力、喧嘩など人一倍苦手な性格だったのだが関係なく楽しかった。

そのうち高校の友達数人にもパンクが流行りだした頃に少し熱も冷め何となく普通になりました。

その時にバンドTシャツもずいぶん着ていた。いまでも実家にあるのであろうか?パンクバンドのTシャツが。

そんな過去の恥ずかしい自分を思い起こされる本を読みました。都築響一さんの<捨てられないTシャツ>

友達も文章を書いています。アンティークとは全く関係ないですがおすすめです。